
地震や台風が多い日本では、全国どこの地域でも日頃から災害に備える必要があります。
現在、東北に引っ越してきた我が家でも恐怖を感じる地震に2度遭遇しており、日々の災害対策はとても重要だと感じています。
特に小さなお子さんがいるご家庭では、どんな防災グッズや備蓄が必要なのか気になる方も多いはず。
私もいろんな方の災害対策を見てとても参考になったので、我が家の防災グッズや備蓄の情報を載せてみたいと思います。
足りないものがある場合は、今すぐにでも買い足しておきましょう!
この記事の目次
3歳児ママの防災グッズ
3歳児ママ・ワンオペ中の防災リュックの中身
現在、3歳娘のワンオペ育児をしている私。
もし災害が起きたときに夫が仕事の場合は、私は1人で娘を連れて避難しなければいけないことを想定して、とりあえず避難所で1~2日過ごすために必要なグッズを用意しています。
東日本大震災を経験された子連れのママたちにアンケートを取ったこちらの記事が参考になります。
黒い大きなごみ袋(45L以上のサイズ)は、上から被れば中で着替えができたり、授乳時のケープ代わりにも使えて、雨避けや防寒にも役立ちます。
震災後のママのおすすめ持ち物にも、食品用ラップがあると便利なのだとか。紙皿にラップを敷いてお皿を再利用したり、止血のためにラップを巻いたり、紐として代用したり、ラップに文字を書いて伝言板に使えたりするそうです。
▲細かいものや用途によって小分けしておくと便利
我が家の場合は、政令指定都市・県庁所在地に在住で、海や山から離れており、住んでいるマンションが築浅の免震構造であることから、防災リュックには避難時に最低限必要なものを1~2日分だけ用意しています。(避難後1~2日で自宅に帰ることを想定)
お住いの地域や住居環境によっては、もっと必要なものが出てくると思うので、臨機応変に中身を変えると良いと思います。
以上のリストを全て入れても、リュックには1/4ほどの空きがあるので、もう少し食糧や衣類を足そうと思います。これで、重さはちょうど5キロぐらい。
ちなみに、防災リュックには無印良品のリュックを使用しています。撥水加工で、軽くて丈夫です。
女性一人で5キロのリュックを背負って、3歳児(15キロ前後)を抱っこして避難するとなると、これ以上リュックが重くなると移動しづらくなるので、ほんとに最低限にしています。
防災リュックを用意するだけでなく、実際にリュックを背負って子どもを抱いた状態で、最寄りの避難所まで移動してみることをおすすめします。(予行練習は大事)
100均アイテムで防災グッズを準備する
防災グッズは、100均でもたくさんあります。我が家は全てダイソーで調達しました。
救助や危険を知らせるためのホイッスル、水害のときや避難に役立つロープ、割れた破片や物を持ち上げるための滑り止め付きの軍手、8通りの使い道がある多機能ポケットナイフなど。
衛生用品も種類豊富で、男女使い捨てパンツ、生理用ナプキン、おしりふき、除菌シート、折りたたみスリッパ、マスク、歯磨きセットなど。
ダイソーでは、グリコ「温めずにおいしく食べられるカレー職人」や永谷園「アンパンマンカレー」「野菜あんかけ丼」があります。
なんと、グリコのカレーは賞味期限が製造から3年なので非常食にも最適。
アンパンマンカレーや野菜あんかけ丼は小分けパックになっていて食べやすく、中にシールも入っているので、避難所で子どもの暇つぶしにもなります。
ダイソーの300円商品ですが、停電時にも便利なランタンもあります。
単三電池×3本で連続43~48時間(約2日間)使用できます。かなり光量もあり、使い方も簡単なので買ってよかった商品です。
こちらはダイソーではないですが、ELPAのラジオ付き懐中電灯と資生堂「水のいらないシャンプー」もあるとすごく便利な防災グッズです。
ダイソーの300円ランタンとELPAのラジオ付き懐中電灯のレビューはこちらでご紹介しています。
我が家の防災グッズ保管方法
我が家の場合、水とペーパー類はキッチン横のパントリーにまとめて備蓄しています。
水1Lペットボトル15本前後、トイレットペーパー6パック(トイレの棚に1パック分あり)、ティッシュペーパー10箱前後、娘のオムツ3パックは常時あります。
これが減ると不安になるレベルなので、すぐにネットスーパーでまとめ買いしています。子育て中にはネットスーパーは必須です。
保存食や防災グッズの収納には、IKEAのクリアケースを使っています。透明なので中身がわかりやすい。
ブランケットもIKEAで、開封せずにそのまま収納しています。
クリアケースに入れているものは、停電や断水でIH調理ができなくなったときのために、4~5日分を備蓄しています。
災害時に1日3食きちんと食べている余裕はないと思うので、1日2食を想定して用意しています。
温めるだけで食べれるものを中心に備蓄しているので、カセットコンロも必須です。
我が家に防災リュックは2個あります。夫がいるときは一人1個ずつ持ちますが、夫がいないときは1個しか持てないので、優先順位が高いリュックを持って非難します。
優先順位が高いリュックには上記の防災グッズを入れて、もう1つのリュックにはさらにあると便利なものを入れています。こちらは最悪なくても1~2日は過ごせる物です。
3歳児ママの備蓄と中期ローリングストック法
3歳児がいる家庭の非常食・備蓄(4~5日分)
近年の防災アイデアでは、「ローリングストック法」を政府でも推奨しているようです。
日頃から多めの食材や保存食を備蓄しておき、定期的(1ヶ月に1~2回)に消費していくスタイル。無くなった分、また多めに買い足すという方法です。
この方法は、東日本大震災を経験した義実家でも実践している方法で(政府の情報でなく、自然と身についた知恵らしい)、義実家ではいつ見ても冷蔵庫が食材でパンパンです。
我が家ではそこまで冷蔵庫を満タンにしていませんが、オリジナルで「中期ローリングストック法」を実践しています。
我が家の場合、備蓄している保存食の賞味期限がほとんど4~6ヶ月(一部2~3年もあり)なので、3~4ヶ月に1回、数日に分けてストックしているカップ麺やレトルトを食べきります。
一気に食べきってしまわないと、保存食が少なくなったタイミングで災害が起きては大変なので、消費と同時にまた新たに保存食をまとめ買いします。
【備蓄術】中期ローリングストックで保存食を見直す
我が家で中期ローリングストック法で備蓄している食品は、できるだけ「味に飽きないような食品」を中心に買っています。
災害時と言え、毎日同じような味ばかりだと気も滅入ってしまうで、少しでも味に変化があると嬉しいなと。生野菜もなかなか食べれなくなるので、野菜が多い食品を意識しています。
中期ローリングストック法では、なるべく賞味期限が長めの食品を選ぶのもポイントです。
同じようなレトルトやカップ麺でも、メーカーによって賞味期限が少し変わります。
…約7ヶ月
…約5ヶ月
・(缶)キョクヨー「さば缶」
・(缶)キョクヨー「焼き鳥」
長期保存食のメーカー「IZAMESHI」のレトルトパックは、おかずの種類が豊富なので麺類やカレーに飽きたときにもおすすめです。
お値段は少し高いですが、賞味期限は3年近くあり、パックのまま食べられるので食器いらずで便利です。
賞味期限が約3年あるアイリスオーヤマの非常食用のレトルトごはんもあります。1パック当たりの価格も安くておすすめです。
我が家は、通常タイプのレトルトごはんを購入して半年に1回食べきっています。
定期的に非常食や備蓄を消費するクセをつけておくと、常に新しい状態にアップデートできますし、そのあいだ料理を作る手間も少し楽になるので中期ローリングストック法はおすすめです。
感想
防災グッズは準備したら終わりでなく、実際に使ってみたり、シミュレーションをすることが大事。
いざと言うときに使い方がわからないと意味がありませんので、是非ご家族で一緒に1度は使ってみてくださいね。
また、子ども成長して必要なものが変わると思いますので、半年に1度は非常食や道具の見直しを行ってみてください。